近隣の撮影スポットに注目してみよう

2016年10月16日日曜日

近隣の撮影スポットに注目してみよう


※写真は姉妹ブログ『遠州地方の空模様は』と共有しています。

在住している静岡県西部は花関連の撮影には恵まれていると思います。
花をテーマにした施設でも、ガーデンパーク、フラワーパーク、掛川花鳥園、バラ園もあったな…。その他にも、桜が名物な公園やアジサイが有名なお寺など様々です。

他の県がどうかは正直分かりかねるのですが、ガーデンパークのように駐車場が完備(しかも大きい!)されていて、気軽に行ける施設が身近にあるのは恵まれているように思います。


というわけでガーデンパークに行ってきました。




今回は、D7100にAF-S 35mm f/1.8G EDをメインに使用して撮影を行いました。一応、他の標準ズームも持って行ったのですが、下記の花の写真はすべてこの組み合わせです。


撮影前半は晴れていたのですが…後半はこんな感じに、どよんど。

気を取り直していきます。
この時期は、どちらかというと小さな花が多い時期のようで、足元に集まって咲いているという印象です。こういう花の写真って、正直苦手、というか見栄え良く撮れない…
練習ですな。


練習中とはいえ、この写真は、絞りめに設定して、奥まで花が満たされている感じが分かるように撮影しました。引いて絞って撮るときは、そこがどういう場所であり、メインに写したいものとの関係性がどうなっているのか?が分かりやすいように構成するように心がけています。


基本的に、とてもきれいにメンテナンスされていて見学しやすいですし、常に見頃な花が植えられています。見学中もスタッフの人(というかボランティア?グループ?)が植え替えをされていました。


園内は基本的には、メインのテーマ展示(各国をイメージした庭)のエリアと、個人(グループ)に委託された花壇とで構成されています。あとはイベントステージなどでしょう。

植えられた花だけではなく、足元に生えている何気ない花も見逃せません。写真的には余計な物が写り込まない構図が撮りやすいので、狙い目です。

余計なものが写り込む、とは、一般道では、綺麗な花が咲いていて写真を撮ろうと思ったらコンビニや自販機、工事現場、電柱や電線が写り込んだりしてしまいがちということです。それらを避けて構図を探っていると、花の写りを無視しても、特定の角度しか撮れないという現象が発生しています。
もちろん、そのようなものを上手く取り込んで、対比を作ることができれば、とても面白いと思うのですが、なかなか難しいです。

一方、ガーデンパークのような施設であれば、上記のようなものは少ないので構図を決めやすく、構図の許容範囲が広く撮れます。なので、写真撮影慣れしていない人にも、安心してお勧めできます。




私が訪問した日には、フォークソングのイベントが行われていました。そのためか、なかなかの混雑でした。失礼ながら、こんなにも来場があるとは思っていませんでした。
イベント目当ての人ばかりでもなさそうで、お弁当を持ってお昼ご飯を食べたり、子供が安心して走り回れる環境として活用したり、のんびり過ごす人などいろいろでした。

道中も混雑しますので、撮影が目的でしたら開園直後を狙って訪問するのが良いかと思います。そうすれば、公園入口近くに駐車できます。








このように、整備された花関連の公園は、非常に撮影がやりやすく、出来上がった写真もよく撮れているのが多くなる傾向があります。(どこを撮っても良い感じだから)

被写体となるものも多いですので、たくさんトライすることができます。なので、撮影前半には思いついていなかった構図や撮り方に気づくことができるかもしれません。そういう意味で、写真撮影の成長が止まっている感じがするという人や、何を撮れば良いか分からないという人は、身近な花関連の施設に出かけるのが良いと思いますよ。


浜名湖ガーデンパーク 8:30~17:00
http://www.hamanako-gardenpark.jp/

入園料・駐車場無料とは太っ腹ですね。


さて、おまけの時間です。

引いて絞って撮るという話がありましたので、背景とメインの被写体の関係について考えてみます。例えば、分かりやすくするために水着の女性を撮影するとします。

※分かりやすくするためで趣味の話ではないですよ!(苦笑)

この女の子を背景ボケボケで撮ると、かわいい女の子、以上、って感じになります。まぁこれでも可愛いは正義ですので、必要だと思います。

プールや海だと分かるぐらいの設定で撮ると『夏っぽい』とか、定番な感じになります。写真集はこんなかんじですよね?(買ったことないけど…)悪いところはありません。

しかし、これが渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で、それが分かるような写真だったらどうでしょうか?一種異様です。これが悪いわけではありません。例えば、街を『弱肉強食で生き物がたくさんいる海』みたいに比喩するようなものだったり、ダークに撮って『壊れた社会』的なメッセージを表現するための手段としてはありなわけです。

これが背景と被写体の関係ですね。極端ですが。お花畑をイメージしてほしいだけなのに、余計なものが入り込むと、見ている人は無意識に『なぜこれがここに?』と思ってしまいがちです。なので、そういうものは極力排除する、排除できなければぼかす、という手段を考えた方が良いと思います。
このあたりは別の記事にまとめてみたいと思います。

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