写真撮影が趣味になると、普段の何気ない風景も違って見えることがあります。
そのひとつが、道端の草花にも目が留まるということではないでしょうか?それは季節の移り変わりに敏感になる、とも言い換えることができます。
季節の花の写真はベストな撮影タイミングというのが案外限られているものです。屋外ですと天候が問題になりますし、用事に追われていたら散っていた、もしくは散っていなくても少し枯れているだけでも見栄えは悪くなりがちです。ですので『あっ!』と思ったら撮っておかなくては後悔します。
夕暮れ時で曇り空のコスモス。タイミング的には撮影可能かどうかのギリギリってところでした。
所用で出かけた際の田舎道の片隅に紫や白の花が見えて『コスモスだ!撮りたい!』と思いましたが、用事がまだでしたので先にそれを済ませて…車を止めておくことができるスペースもチェックしながら通り過ぎました。
帰りには『明るさよ、間に合ってくれー!』と祈りながら、先にチェックしておいた駐車スペースへ急ぎました(笑)
全体的に明るく写っていますが、周りは夕暮れ時、というぐらい暗かったです。
今回はお出かけついででしたので、Nikon D7100+AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDのみ持って行っていました。こういう状況ではF値が小さい明るい単焦点が強いです。
良い単焦点レンズはとりあえず撮るだけでも画になる、というのを痛感するひと時でした。
暗い状況でも明るく撮ろうとした場合、ISO感度を上げる、シャッタースピードを下げる、絞りを開ける(F値を小さくする)ことが必要になります。
ISO感度を上げ過ぎるとノイズが出やすいので、無限には上げられません。(最近のカメラなら心配するほどではありませんが)
シャッタースピードを下げると風で揺れたら被写体がブレてしまいます。
F値を下げると被写界深度が浅くなり、背景はボケボケになります。
個人的には、
1.シャッタースピードの限度を探る
(実際に使うのはそれより余裕がある数値)
2.ボケ具合から絞り値を決める
3.ISO感度を決める
という順番で決めて、写り具合(ボケ具合)を調整するために絞り値を都度変更して、それに合わせてシャッタースピードを調整します。
ボケ具合の調整とは、花一輪に注目してボケボケにするなら開放にしてシャッタースピードを上げ、引いて絞って撮るならその逆とします。なので、ISOを撮りながら変更することはほとんどありません。
参考になればと思います。
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